外薗健著・漫画「カグラバチ」はどこで読める？おすすめの電子書籍とネタバレを含むあらすじや関連情報を紹介！

悩んでいる人

「カグラバチ」を安全に読める電子書籍サイトは？
無料で全話読める方法があるか知りたい
違法ダウンロードのリスクについても知りたい

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公式の電子書籍サイトを利用することで、安全に楽しめます。

この記事では、『カグラバチ』を安心して楽しむためのおすすめ電子書籍や、全話無料で読めるか、違法ダウンロードの危険性、作品のあらすじや登場キャラクター、アニメ化の可能性などをわかりやすく紹介します。

この記事を読むことで、安全で便利な閲覧方法や作品の魅力がわかります。

便利な情報を事前に知って、安心して「カグラバチ」を楽しみましょう。

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「カグラバチ」はどこで読める？おすすめの電子書籍
「カグラバチ」はどこで読める？ネタバレを含むあらすじと関連情報

「カグラバチ」はどこで読める？おすすめの電子書籍

おすすめの電子書籍サイトは？
全話無料で読めるサイトやアプリはある？
「漫画raw」や「漫画koma」での違法ダウンロードの危険性は？
漫画を安全に楽しむための方法は？

おすすめの電子書籍サイトは？

電子書籍を楽しむなら、ebookjapanが非常におすすめです。おすすめの理由をいくつかご紹介します。

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無料で楽しめる漫画が多数提供されており、暇つぶしにも最適です。さらに、定期的に実施される割引キャンペーンやPayPay連携イベントも充実しています。

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全話無料で読めるサイトやアプリはある？

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著作権法に違反しており、クリエイターの権利や努力を侵害する行為となるため、法的な責任を問われる可能性があります。また、違法ダウンロードはパソコンやスマートフォンのセキュリティに大きなリスクをもたらし、ウイルスやマルウェアの感染により、個人情報の漏洩やシステムの損害を受ける恐れがあります。

正規の購入が減少することで、漫画業界全体にも悪影響が及びます。新しい作品の創出が難しくなったり、既存作品の質の維持が困難になったりするため、結果的に読者も被害を受けることとなります。

違法サイトを利用せず、公式サービスを通じて安全に漫画を楽しむことを強く推奨します。これにより、クリエイターを支援し、漫画業界全体の発展に貢献することができます。

漫画を安全に楽しむための方法は？

電子書籍を安全に楽しむには、正規の配信サービスを利用することが重要です。例えば、ebookjapanなどの公式電子書籍サイトを利用することで、著作権を守りながら、作品を正しくサポートすることができます。これらのプラットフォームは、法的に安全で、違法ダウンロードのリスクもありません。

購入時には、キャンペーンや割引が頻繁に提供されるため、これらを活用してお得に作品を入手するのもおすすめです。また、ポイント制度を利用すれば、将来の購入に使えるポイントを貯めることができます。

さらに、公式SNSやニュースレターをフォローすることで、新刊情報や特別イベントの情報をすばやくキャッチすることができます。ファンコミュニティに参加すれば、他のファンと交流したり、作者へのサポート活動に参加することも可能です。

「カグラバチ」はどこで読める？ネタバレを含むあらすじと関連情報

あらすじ
登場人物（キャラクター）
妖刀
用語
作者
打ち切りについて
アニメ化は？
「カグラバチ」はどこで読める？まとめ

あらすじ

１巻

刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。

ebookjapanより引用

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２巻

立ちはだかる双城！　戦いの中で彼が語ったのは、チヒロの父であり、妖刀の開発者でもある国重への敬慕の念と「妖刀は他者の命を奪うために在る」という考えだった。同じ人間に憧れながらも正反対の道を征く二人。残虐極まる双城を前に、チヒロの殺意が醸成される。

ebookjapanより引用

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３巻

妖刀六工最強の一振り「真打」が競りに出品される!?　闇のオークション楽座市は出品者も主催者も参加者もクズばかり！　立ちはだかるのは競売のためなら我が身を厭わぬ命知らずども。だが復讐者チヒロが怖気付く道理はない！　全員処刑！　一人残らずあの世行き！

ebookjapanより引用

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４巻

「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…？　一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。

ebookjapanより引用

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登場人物（キャラクター）

六平千鉱（ろくひらちひろ）

『カグラバチ』の主人公である六平千鉱は、伝説的な刀匠・六平国重を父に持ち、18歳の少年です。ある日、父と共に襲撃を受け、父は命を落とし、彼が作り上げた妖刀の多くが奪われてしまいました。以降、千鉱は父の最後の刀「淵天」を携え、妖術師の組織「毘灼」に復讐を誓います。

千鉱は冷静かつ無愛想で、左側頭部には襲撃時の傷跡が残っています。その傷を治さず、毎朝父への復讐心を抱いて日々を過ごしています。戦闘経験は浅いものの、父の死後に自身を鍛え、鋭い洞察力と冷静な判断力を持つ戦士に成長しました。妖刀「淵天」は三つの特殊な力を持ち、戦闘で戦況に応じて使い分けています。

また、千鉱には幼い頃から孤立した生活の影響もあり、大人との接触が得意ではありませんが、礼儀正しく優しい面もあり、困った人々を見捨てられない性格です。彼の人間関係も多彩で、父の古い友人である柴登吾、懐いてくる少女シャル、裏社会の漣伯理など、複数の人物と信頼関係を築いています。各人との絆を通じて、千鉱は父の意思を背負い、毘灼との戦いに身を投じていきます。

六平国重（ろくひらくにしげ）

六平国重は、刀匠として名を馳せた『カグラバチ』の主人公・六平チヒロの父です。37歳で生涯を閉じ、6月5日生まれでした。日本で唯一妖刀を製作できる刀匠であり、かつて自身が手掛けた六本の妖刀によって戦争を終結させたことで、英雄と称されるようになりました。

戦後、息子チヒロと静かな生活に入りますが、三年前、妖刀を狙う妖術師の襲撃により命を落とすこととなります。

国重は英雄らしからぬ愉快でとぼけた一面があり、時折、金魚に話しかけるような姿や忘れっぽいところが見られました。日常生活では家事もほぼ息子に頼り切りで、家では頼りない面が目立ちます。しかし、仕事に関しては厳格で、刀を人の命を奪う武器と心得た上で、その重い責任を抱いており、刀匠の修行においても息子を決して甘やかさず真摯に指導していました。

柴登吾（しばとうご）

柴登吾は、『カグラバチ』の登場人物で、主人公チヒロの父・六平国重の旧友として、チヒロと共に親友の仇「毘灼」を追う人物です。彼は元「神奈備」の妖術師で、戦闘経験豊富な39歳の男性です。軽妙な関西弁とノリの良さで周囲と自然に打ち解けますが、内心では鋭い観察力を発揮しており、相手の心理に働きかける冷徹な面も持っています。喫煙者であり、時折、眼前で煙草をチラつかせて相手を圧倒するような尋問も行います。

チヒロとの関係は深く、妖刀以上にチヒロの安全を最優先とし、復讐に燃える彼を心配しながらも支えています。情に厚く、仲間に対する思いやりも強く、他人のために行動を起こすこともあります。特に漣伯理との関係では、表向き冷静に振る舞いながらも心の中では相手を気遣う姿勢が見られます。

戦闘能力は高く、統領から「妖術師の天井を叩いている」と称されるほどです。彼の主な妖術は瞬間移動で、掌印を結ぶことで自身や接触対象を転移させます。しかし、連続での移動には制限があり、負傷する場面もあります。また、他人を転移させる際には負担がかかることもあり、相手が転移後に体調を崩す描写も見られます。

高度な戦闘力を持つ彼は、“濤”との戦闘で3人を無傷で無力化し、その実力を見せつけました。さらに、戦闘において的確なアドバイスや指導も行い、伯理の妖術覚醒の手助けをするなど、指導力にも優れています。彼の妖術や能力の詳細は一部不明な部分があるものの、現在も新たな力の一端が示唆されています。

漣伯理（さざなみはくり）

漣伯理は、裏社会で権威を持つ漣家の次男で、幼少期からその力の不足ゆえに家族や周囲から虐げられてきました。彼は17歳で、漣家の権力を支える「楽座市」の廃止を目指し、六平チヒロと協力する道を選びました。誠実で優しい性格であり、困難な状況でも他者を守ろうとする姿勢が特徴です。

家族からの暴力的な扱いや家族内の厳しい立場にもかかわらず、伯理は家族の期待に応えようとしていましたが、「氷の肌の女」との出会いを経て漣家の在り方に疑問を抱くようになります。彼女の悲劇的な死を機に、自分が生まれ育った世界と決別し、「楽座市」廃止のために行動する決意を固めました。

戦闘では未熟な部分が目立ち、妖術を操れないために敵に捕らえられたりすることもあります。しかし、柴登吾の助言を得て、無意識に身を守るために玄力を使っていたことを知ります。最終的に「威葬」と呼ばれる衝撃波を発動できるようになり、さらに、空間を操る「蔵」の能力も秘めていることが明らかになります。この力はかつて異端とされた初代当主と同じもので、彼を漣家における特異な存在へと押し上げました。

また、彼はチヒロや仲間たちと絆を深め、特にチヒロには心からの信頼と尊敬を抱き、共に目標に向かって進んでいます。家族の中で唯一恐怖を感じる存在は兄の宗也で、幼少期からの暴力的な愛情表現に怯えています。しかし、彼らの関係を経て、伯理は精神的に成長し、自分の能力を発揮する機会を得ています。

香刈緋雪（かがりひゆき）

香刈緋雪は、公的組織「神奈備」に属する女性で、組織内でも最強の力を持つ妖術師です。彼女は、妖刀が個人の手に渡ることが不幸を生むと考え、神奈備による一括管理を主張しています。この信念は、妖刀を自身のものと考える六平チヒロと対立を生む原因となっていますが、目的はあくまで社会全体の安定を願う点で共通しています。

彼女は粗暴な言葉遣いをする一方で、自身の力が他者に与える影響も認識しており、組織の一員として自分勝手な行動は控え、あくまで誰もが救われる道を選ぼうとする姿勢を見せます。情熱的な性格ながら、冷静に最善策を模索する善性を持ち合わせています。

香刈が使役する能力「餓者の炎骨」は、一般の妖術とは異なり、骨から炎を操るという異能です。特定の条件下で胴体までの炎骨を召喚し、戦闘で駆使することが許可されています。この異能を発揮する際には「陸郎」と呼ぶ名前を口にするという独自の発動方法も持っています。

幽（ゆら）

幽は、妖刀を奪った妖術師集団「毘灼」の首領であり、主人公・六平千鉱の仇敵です。彼の背景は謎に包まれ、素性や動機はほとんど明かされていません。組織の仲間である昼彦からは「幽（ゆら）」と呼ばれ、黒髪でスーツを着た男性の姿で、毘灼の証である紋章が手の甲に刻まれ、独特な瞳を持っています。

妖刀「刳雲」を使用しながらも、幽は妖術を駆使せずに玄力での肉体強化による戦闘に挑み、身体能力を活かした超速移動で戦闘を行います。戦闘中も冷静沈着で、負傷をも攻撃に転じる精神力を見せます。彼が本来の妖術を見せることはなく、他の毘灼の一員が用いる術を使用しており、その全容は依然として不明です。また、切断された腕を接合し再び動かせる能力も示しています。

幽は千鉱を執拗に挑発し、彼の復讐心を楽しんでいるかのような言動を見せ、千鉱にとって絶対に討つべき相手となっています。六平国重の命を奪い妖刀を回収した張本人でもあり、その目的は妖刀『真打』の所有にあるようです。さらに、双城や漣京羅と協力し、新兵器開発や会場での襲撃計画にも関与しており、影で様々な事件を動かしています。

登場時の姿が偽物ではないか、または「剣聖」と呼ばれる存在が正体であるという考察もあるなど、幽の正体や目的には不明な点が多く、謎が深まるばかりです。

昼彦（ひるひこ）

昼彦は、妖術師集団「毘灼」に属し、六平国重の殺害に関与した18歳のメンバーです。彼は3歳で初めて人を殺めたという過去を持ち、所有者暗殺編で初登場し、漆羽洋児に襲いかかり、国獄温泉を壊滅させる事件を引き起こしました。その後、漆羽を護るために現れた六平千鉱と対峙し、戦闘に突入します。

彼の性格は非常に悪質で、冷酷かつ執拗な面が際立っています。例えば、護衛妖術師を次々と倒し、その遺体を漆羽の目に留まるように並べるといった残忍な行動をとり、千鉱を挑発して「友達になれる」と挑むなど、意地の悪い振る舞いが目立ちます。また、公共の場でも悪癖が顕著で、コーラの空き缶を捨てるなどの無作法や、他人の観劇体験を邪魔するなど精神的な未熟さがうかがえます。

戦闘においては、彼は「血鶴」と呼ばれる特殊な妖術を操ります。折り紙のように様々な形状を折り、鶴や手裏剣、蝶、矢印などに変化させ、攻撃やサポートに活用する多機能な妖術です。血鶴自体は強力とは言えないものの、彼がこの能力を高度に使いこなしている点が評価され、毘灼のリーダーである幽から高い評価を受けています。さらに、後には命滅契約を解除し、「酌揺」と契約を結ぶことで新たな力を手に入れました。

漆羽洋児（うるはようじ）

漆羽洋児は、『カグラバチ』の「所有者暗殺編」から登場するキャラクターです。かつて斉廷戦争で活躍した『酌揺』の契約者として、英雄的存在でしたが、戦後は神奈備が管理する「国獄温泉」に身を潜めていました。毘灼が神奈備の管理下にある妖刀契約者を狙い始めたため、彼を守るべく千鉱たちが救援に駆けつけることとなります。

彼は緑の髪を持ち、目尻には朱色の化粧が施された風貌で、特徴的な笠を被る侍の姿が目立つ人物です。漆羽は六平国重を崇拝しており、彼を「六平サン」と称し、その強さに対して深い敬愛を抱いています。しかし、国重を美化せず、冷静に彼を理解しており、彼に子供がいる話も信じていませんでした。国重の息子であるチヒロには、彼の姿を感じ取って敬意を持って接しています。

温泉での護衛妖術師たちとは3年の付き合いがあり、彼らの実力や人柄を信頼しているため、比較的人付き合いも良好です。また、己の命が妖刀の契約解除に繋がると知りつつも、相手の挑発に動じず冷静に対応する理性的な面も持ち合わせています。

戦闘面では、妖刀との契約の影響で本来の妖術は使えませんが、戦争を生き抜いた剣の腕前は非常に高く、妖術師相手に剣技のみで圧倒する実力者です。かつて妖刀契約者である座村から剣術の指導を受けており、居合の構えも座村と共通していますが、妖刀を本格的に扱う際の潜在能力はまだ未知数です。

座村清市（さむらせいいち）

座村清市は、漫画『カグラバチ』の「所有者暗殺編」から登場する盲目の剣士です。斉廷戦争において、妖刀「飛宗」の契約者として活躍した英雄の一人で、戦後は奈良県の仙沓寺で身を隠していました。妖刀契約者である漆羽洋児と合流し、協力しています。

彼は奇妙な性格の持ち主で、チヒロに「変な人」と評されていますが、自身では「印象深い」という風に捉えています。過去に自らの煩悩を断つために目を閉ざしたと語りますが、すぐにタバコを咥えるなど行動と信念にギャップがあり、周囲から突っ込まれることも多々あります。師範代として居合白禊流の使い手であり、漆羽に剣術を教えた師でもあります。

彼が視覚を失ったもう一つの理由は、初めて人を斬ったときの衝撃であり、その断面の記憶が自分を「人でなくす感覚」へ導いたからです。それでも仲間を守るために剣を振るい、闇の中で戦い続けています。

盲目である彼は、嗅覚や聴覚を駆使し、反響定位を用いた戦闘を行います。反響する音を頼りに敵の位置や距離を把握し、超速の居合によって攻撃を繰り出します。この技術により、視覚に頼らず戦うことが可能です。

彼が契約する妖刀「飛宗」は、六平国重が作り出した六本の妖刀の一つで、詳細は不明ながら「鴉」と称される黒い羽根が舞う描写があり、その効果についてはまだ謎に包まれています。

双城厳一（そうじょうげんいち）

双城厳一は、日本全土で暗躍する武器商人で、裏社会の大物として長年にわたり神奈備のブラックリストに載っている人物です。彼は六平国重が作り出した妖刀「刳雲」の所有者であり、毘灼とも関わりを持っています。

残酷で非情な性格を持ち、目的のためには手段を選ばず、一般人を巻き込むことにもためらいがありません。しかし、刀匠としての六平国重に強い敬意を抱き、チヒロの信念も認める一面を持っています。ただし、国重の人柄には関心がなく、「知りたくない」と明確に拒絶しています。

武器商人でありながら戦闘能力も非常に高く、神奈備に排除されることなく裏社会で活動を続けています。妖刀「刳雲」の操作にも長けており、わずか1週間で対刳雲部隊を壊滅させ、戦闘で見つかった弱点を素早く克服しています。

妖刀「刳雲」は、雷、氷、水という三つの属性を持ち、それぞれ異なる能力を発揮します。「鳴」は高い殺傷力を持つ雷の能力で、高出力で攻撃するためには溜めが必要です。「結」は氷の能力で、攻防両面に利用でき、敵の行動を封じることも可能です。「降」は水を操り、陽動や目くらましに使えるため、他の能力と連携させることで雷や氷の攻撃を強化することもできます。

漣京羅（さざなみきょうら）

概要
漣京羅は裏社会の影響力を誇るオークション「楽座市」の運営者であり、「漣家」の現当主でもあります。主人公チヒロにとって無視できない存在で、実の父である伯理とも複雑な関係を持つ人物です。

人物像
外見は冷静で紳士的な印象を与えますが、内面は冷酷で家族の犠牲を厭わない非情な性格をしています。「楽座市」の遂行を最優先とし、人命すら商品以下と考え、家族すら任務のためなら切り捨てる覚悟を持つ一方で、「リスクのない商売は面白くない」とチヒロとの心理戦も楽しむ抜け目ない一面も見せます。

能力「蔵」
「蔵」は亜空間を作り出し、物を自由に出し入れできる漣家に代々受け継がれる妖術です。登録、転送、内部操作、下見会（プレビュー）といった4つの機能から成り、登録された物や人物を自由に亜空間へ転移させ、必要に応じて取り出すことが可能です。さらに、家族間でのみ継承可能であり、当主である京羅がこの力を駆使して「楽座市」を運営します。

関係性
京羅は息子である伯理に興味を失い、不出来と見なして冷酷な態度を取ります。また、復讐者であるチヒロとも対立し、彼の行動を事前に読み切り、立ち塞がる存在となります。チヒロの協力者である妖術師・柴とも敵対し、その戦術と冷徹な計画で圧倒する一方、毘灼の頭領との協力関係も築いています。

結末
チヒロ達との激闘の末、京羅は侵食が進行し「蔵」の崩壊に直面します。戦闘が困難な状況でも、漣家の使命に執着し「蔵」を維持し続け、チヒロに囚われた人々の救出を手助けする形となります。最期には息子や家族との思い出を脳裏に浮かべつつ、誇り高き一族の当主としての役目を全うし、死を迎えます。

漣宗也（さざなみそうや）

概要
漣宗也は、200年以上続く地下オークション「楽座市」を取り仕切る漣家の青年で、妖術師として漣家の中でも随一の実力を誇ります。当主親衛隊「濤」の一員で、冷徹かつ頭脳明晰な面を持つ23歳です。

人物像
宗也は白髪碧眼の持ち主で、左前髪を紐で束ね、長身かつがっしりした体格です。弟の伯理に異常な執着を持ち、愛情の表現として暴力を振るい、時にはペンチや縄などの道具を使うこともあります。弟に対する感情がすべての行動に影響を与えており、当主の命令さえ無視して伯理を追いかけることも多いです。

知性
弟以外の場面では非常に冷静で、当主である京羅の命令の細部を察知し、素早く対応する頭脳を持っています。伯理が絡むと我を忘れてしまいますが、普段は京羅をも凌ぐ頭の切れを見せる人物です。

兄弟関係
伯理に対しては深い愛情と執着を抱いていますが、暴力的な行動が目立ちます。一方、第二の弟である天理には全く関心がなく、以前抱いていた劣等感も今では消え失せているようです。

鏡凪シャル（きょうなぎしゃる）

概要
突然、情報屋ヒナオの元に「助けてほしい」と逃げ込んだ少女です。治癒の特異体質を持つ「鏡凪一族」の生き残りで、体質を悪用される目的で双城に実験対象とされていました。

性格と言動
楽観的で気ままな性格を持ち、食欲が旺盛です。どんな状況でも食べることを忘れず、他人の金で好きなものを満喫する大胆さもあります。チヒロを信頼し、秘密を打ち明けるほど懐いています。幼いながらも独特の言葉遣いをするのが特徴です。

外見
ボブヘアの髪型で、眉の上で整えた前髪と、頭頂にある三角形のアホ毛がトレードマークです。母親似の容姿で、監禁時はボサボサの髪と傷ついた服装でしたが、今はヒナオのハイネックパーカーを気に入って着ています。

能力と使用条件
鏡凪一族の回復能力を持ち、痛みへの拒絶感情が治癒の引き金となります。他人の傷も癒すことが可能ですが、その力は対象への強い感情が必要です。身近な人への治癒に集中して使えるよう鍛錬を続けています。

経歴と歩み
母と静かな生活をしていましたが、双城によって捕らえられ、過酷な実験の日々を送っていました。母の犠牲で逃げ延び、ヒナオの元で保護されます。その後、チヒロに助けられつつ自分の力を活かすことを学び、仲間との協力で再び双城からの解放を果たしました。現在もヒナオの店で修練に励んでいます。

妖刀

概要
妖刀は、自然発生する希少な鉱石「雫天石」を用い、六平国重が特別な方法で鍛え上げた刀です。斉廷戦争期に作られた六本と、戦後に打たれた一本のみ存在し、彼の死後に増やすことはできません。

性能
妖刀は持ち主の玄力を刀内で強化し、通常の人間が扱えない高密度の力を蓄える能力を持ちます。この力を操作して、異能の形で自在に放つことが可能です。戦時には劣勢の状況を一変させ、特に「真打」と呼ばれる刀が戦局を決定づけました。

本領の発揮
妖刀には「本領」と称される未知の力が備わっており、使用者の解釈や身体への影響など様々な要素によって作刀時には予測できない能力が発現します。

凝縮体の現出
妖刀を使うと、持ち主の玄力が凝縮された存在が現れ、周囲の状況を把握する手段としても活用されます。これは敵地の偵察にも有用です。

命滅契約
国重が設けた機構により、妖刀の能力は契約者のみが引き出せる仕様になっています。他者が使うには契約者の死が必要です。戦後、契約者たちは一部を除き神奈備で保護や監禁がされています。

淵天（えんてん）

概要
淵天は六平国重が戦後に打った最後の妖刀で、彼の死後、息子の千鉱が受け継ぎました。この刀は異能を金魚の形で具現化して放ちます。

技一覧

「涅（くろ）」
　黒い出目金が現れ、遠距離への斬撃を放ちます。広範囲攻撃が可能で、多人数相手の迎撃や制圧に向いています。千鉱が頻繁に用い、威力は利き手に依存します。
「涅千（ちぎり）」
　本領に触れることで千鉱が習得した技です。大量の小さな金魚で簡易な斬撃を展開し、まとまることで通常の斬撃に匹敵する威力を発揮しますが、玄力消費が激しいのが特徴です。
「猩（あか）」
　赤い琉金を出現させ、妖術を吸収し再放出します。吸収した技をカウンターとして返すことや、防御に使われます。
「錦（にしき）」
　東錦や朱文金が現れ、超高密度の玄力で身体能力を強化します。これにより驚異的な速さで動けますが、過剰な玄力により激痛や体への負担が伴います。千鉱は負担を軽減する活用法を見出し、補助的に玄力を使用する方法を編み出しました。

刳雲（くれぐも）

概要
刳雲は雲をテーマにした自然現象を操る妖刀です。歴代の契約者は巳坂、双城厳一、そして六平千鉱であり、特に戦闘や戦術において多彩な応用が可能です。術名は天候や自然現象に基づいています。

主要能力と特徴

「鳴（めい）」
　雷を扱う力です。刀を中心に広範囲へ放電し、高い殺傷能力を誇ります。ただし、充分な威力を発揮するには数秒間の溜めが必要で、不完全な場合は効果が減少します。双城がこの能力を極めた際には雷を纏い、瞬間移動に近い高速移動や、雷を用いた遠隔操作が可能となりました。千鉱が本領に触れた際は黒雷を纏い、攻撃力と速度が大幅に向上しました。
「降（こう）」
　水を操る術です。刀身から水を噴出したり、霧を生み出して視界を奪うことができます。この技は他の術との連携が可能で、例として雷を伝導させて命中精度を上げたり、氷の技を強化することで大規模な冷気操作を実現します。
「結（ゆい）」
　氷を形成する能力です。刀から鋭い氷塊を生成し、攻撃や防御に応用できます。氷を敵の動きを妨げる壁として利用したり、刺突を強化することで多様な戦闘スタイルを可能にします。

特徴的な連携
「降」を基点とした他術への展開が刳雲の大きな特長です。水を媒介とすることで雷や氷の範囲と威力を最大限に引き出す戦術が可能となります。

酌揺(くめゆり)

概要
酌揺（くめゆり）は、六平国重が作り上げた六工の一つで、漆羽洋児が契約者です。国重は18年前にこの妖刀を漆羽に託しましたが、斉廷戦争が終わると再び回収されました。ところが、国重が3年前に襲撃され命を落とした際に、毘灼の手に渡ってしまいました。

飛宗(とびむね)

概要
飛宗（とびむね）は、六工の一つで、座村清市が命滅契約を交わした妖刀です。現在、この刀は毘灼が所有しています。

真打「勾罪（まがつみ）」

概要
勾罪（まがつみ）は六平国重が鍛えた最強の妖刀であり、契約者は「剣聖」とされる人物です。その後、使用者は漣京羅に引き継がれましたが、剣聖の影響下で精神に異常を来たす特徴があります。妖刀の中でも異常な性能を持ち、封印解除が厳重に行われています。

特異な現象
勾罪は抜刀せずとも切断能力を発揮し、触れた物を蝕む毒々しい花が咲く玄力の滴りなど、他の妖刀にはない独自の作用を見せます。使用者は重傷でも刀の力で動け、身体能力も向上します。さらに、妖術で形成された空間を侵食・崩壊させる能力も有しています。

術とその特徴
勾罪の術は「虫」に関する漢字一文字で命名されており、使用時に大きな蝶が現れることがあります。主な技は以下の通りです。

蛛（クモ）
　相手の足元に蜘蛛の巣模様を現し、即座に拘束する術です。遠距離からも効果が発揮され、相手の動きを封じます。
蜻（トンボ）
　刀にトンボの翅が生え、毒花と共に侵食する玄力を放ちます。触れた相手は命を奪われる危険性が高く、強力な遠距離攻撃が可能です。
蜈（ムカデ）
　ムカデのような形状の玄力を溜め、周囲を一気に薙ぎ払う全方位斬撃です。

用語

雫天石（だてんせき）

妖刀の素材となる稀少鉱石です。戦争中に発見されましたが、現在でも存在が確認されているのはわずか250kgです。この鉱石は玄力を大幅に強化する性質がありますが、高密度の玄力が使い手の体に逆流し、命を奪う危険性があります。唯一、六平国重だけがその力を安定化させることに成功しています。

命滅契約（めいめつけいやく）

六平国重が妖刀に組み込んだ特殊な制約です。契約者が命を落とすまで、その人物だけが妖刀の能力を行使可能となりますが、代償として契約者は自らの妖術を失います。斉廷戦争後、契約者たちは「神奈備」の保護下に置かれています。

慚箱（さんそう）

妖刀の所有者を匿うために設けられた「神奈備」の施設です。この要塞的な建物は警備が厳重で、特別な許可を持つ者しか立ち入れません。組織の主要戦力がその防衛に割り当てられています。

斉廷戦争（せいていせんそう）

18年前、日本を脅かした敵との戦いです。妖術師の尽力にもかかわらず不利な状況が続きましたが、六平国重が生み出した妖刀六工が戦況を覆し、「勾罪」の力で最終的に勝利しました。

妖術師（ようじゅつし）

玄力を操る人々のことです。斉廷戦争をきっかけにその存在が表沙汰となり、多くの妖術師が社会で活動するようになりました。都市部での活動が主流で、東京には千人以上の妖術師がいるとされています。

玄力（げんりょく）

全人類に備わる生命エネルギーです。鍛錬を積むことで体の強化や妖術の行使が可能となります。

神奈備（かむなび）

戦後に設立された政府の機関で、妖術師を雇い、国への脅威を排除する役割を担っています。

対刳雲特選部隊（たいくれぐもとくせんぶたい）

「神奈備」の精鋭部隊で、双城討伐を目的に編成されました。しかし、「刳雲」を使いこなした双城に敗北し、隊長と新人を除く隊員が殉職しました。

毘灼（ひしゃく）

『カグラバチ』に登場する地下組織で、物語の背後に潜む敵対勢力です。主人公・六平チヒロの宿敵であり、チヒロの父である六平国重の命を奪い、厳重に封印された妖刀六本を強奪しました。

組織構成と実力
少数精鋭の十人の妖術師で構成され、各メンバーの実力は非常に高いことが伺えます。通常10年かかる妖刀「真打」の封印を3年で解除したほどの力を持っています。正規メンバーは、手の甲に2つの三日月で構成された炎の紋章を刻み、転移の妖術を駆使して行動しています。

活動規模と影響力
裏社会に大きな影響力を持ち、地方では極道の後ろ盾となり利益を得ています。また、零天石を利用した兵器の量産体制を築いているなど、その勢力は不明瞭ながら広範囲にわたっています。さらに「神奈備」内部にも協力者が存在する可能性が示唆されています。

主なメンバー

幽: 統領であり、「勾罪」を得るため国重を殺害した冷酷な存在です。
昼彦: 「所有者暗殺編」に登場する18歳のメンバー。長髪が特徴で、神奈備の精鋭を挑発するために駅に運びます。妖術「血鶴」により折り紙を自在に操る巧みな技を持っています。

楽座市（らくざいち）

年に一度開かれる闇の競売で、裏社会の有力者たちが集まる場です。

漣家（さざなみけ）

二百年以上にわたり闇オークション「楽座市」を統括する妖術師の一族です。漣家当主は商品を異空間「蔵（くら）」に転送する妖術を持ちますが、その代償として家伝の妖術「威葬（いそう）」が使えなくなります。基本的には「威葬」を用いた戦闘術が一族の特徴で、当主の警護は上位の実力者四人から成る「濤（とう）」が担います。

主な一族構成

初代当主: 「蔵」と「威葬」を両立していた唯一の人物です。
漣宗羅: 十代当主で、京羅の父にして伯理たちの祖父です。伯理が八歳の時に亡くなっています。
漣京羅: 現十一代当主で、漣家の実権を握っています。
漣宗也: 京羅の息子で次期当主と目される実力者です。兄弟である伯理を溺愛しており、暴力で愛情を示します。
漣伯理: 京羅の息子で「威葬」を使えないため家族に見下され家出しています。
漣天理: 京羅の息子で、「濤」の一員として伯理を軽蔑しています。
漣円慈: 「濤」の一員で、髪を編み込んだ男性です。
漣珠紀: 「濤」の一員で、左目を前髪で隠している女性です。

余談
継承権に関しては、京羅の実子である宗也・伯理・天理が有力候補とされていますが、珠紀が京羅を「パパ」と呼ぶ描写もあり、漣家内では京羅の他の子どもや養子、あるいは分家の子どもたちが当主を「父」と呼ぶことがあるため血縁関係は複雑な可能性があります。

“濤”（とう）

漣家の中で特に優れた4人の妖術師からなる親衛隊で、当主の護衛を主な任務としています。

作者

『カグラバチ』の作者は漫画家の外薗健（ほかぞのたけし）先生で、彼は幼少期からマンガ制作への情熱を抱いていました。『NARUTO』などの影響を受け、復讐やダークファンタジーといったテーマに魅了され、物語の核として「復讐」を取り入れることで、強烈な物語性を目指しています。大学でプロダクトデザインを学びましたが、オンライン授業を機に中退し、マンガ制作に専念。椅子や家具のデザイン経験から視覚的バランスや緻密な作画が『カグラバチ』のキャラクターデザインや武器デザインに活かされています。

打ち切りについて

「カグラバチ」の打ち切りに関する情報は、現時点で正式には確認されていませんが、ネット上で一部の読者から打ち切りの噂が立っています。この噂の背景として、作品の掲載順位やストーリーの進展スピード、または人気度に関する憶測が影響しているようです。しかし、実際には「次にくるマンガ大賞2024」でも上位にランクインし、注目度が高い作品です。さらに、売上や評価は安定していることから、今後も連載が続く可能性は高いと見られています。

『カグラバチ』は、刀と妖術の要素を取り入れた和風ファンタジーとして独自のファン層を集めており、物語の展開やキャラクターの個性などが特に評価されています。

アニメ化は？

『カグラバチ』のアニメ化に関する正式な発表は現時点で出ていません。しかし、アニメ化の可能性は高いと予測されています。多くのジャンプ作品が連載開始から3年ほど、または100話を超えた時点でアニメ化される傾向があります。『カグラバチ』もこのペースで進めば、アニメ化が発表されるのは2025年末頃が有力で、実際の放送は2026年末から2027年初頭になる可能性があります。

また、同作は既に累計100万部を突破しており、読者の支持や発行部数の伸びが今後も続くと見込まれています。こうした要因が揃えば、アニメ化の実現がさらに近づくでしょう。